むくみには出やすい部位とそうでない部位があります。むくみが出やすい部位を予め知っておけば、マッサージなどをして、事前に対処できる可能性が高いです。むくみにも性質がありますので、まずは、むくみができやすい部位を押さえておきましょう。そのうえで、原因を知っておくことで、より効率よくむくみを解消できるようになります。
脚、特にふくらはぎがむくみが出やすいです。脚にむくみが出やすいのは、重力によって余分な水分が体の下側に集まってしまうのが原因です。朝方〜昼方にかけては大丈夫なのに、夕方を過ぎるとむくみが出やすい、なんてパターンが多いです。立ち仕事をされる方はもちろんですが、座り仕事でも重力には逆らえないですから、やはり、脚のむくみは出やすくなります。ふくらはぎのむくみを感じやすいのは、特に女性の20〜40代に多いです。
顔もむくみやすい部位の一つです。朝方にむくんでしまうというのが特徴的です。特にまぶたの重みを感じやすい方が多いです。顔のむくみの原因は様々で、水分補給のしすぎ(特に夜に)、また、アルコールの摂取量増加、運動不足、食生活の乱れなどが原因となります。まぶたが重いのは単純に疲労が溜まっている可能性もあるので、十分な睡眠で解決できたりもします。また、お顔をマッサージすることで解消できたりするので、朝の時間のないときでもマッサージをしてあげるのといいです。
むくみは脚や顔にできやすいものですが、意外なのは<「手」にもできてしまうことです。脚や顔にできるような圧倒的な違和感がないので、気づかないことも多いですが、手もむくみができやすい部位のひとつです。むくみは筋肉や腱にもできやすいと言われ、手は腱が多いので、むくみができやすいと言われているのです。水分補給のしすぎやアルコール摂取増加の他、デスクワーク、冷え性などが原因と考えられています。
お腹は、水分の流れに関係するリンパ節がないので水分が蓄積されやすい部位です。食生活の乱れや運動不足が原因と考えられています。同様に背中もむくみが溜まりやすいです。背中は特に日常生活の中で使う機会の少ない部位ですので、筋力の衰退による代謝低下が原因と考えていいでしょう。やはり、日々のトレーニングやマッサージが必要になってきます。
むくみは一箇所や二箇所ぐらいであればよくあるパターンですが、何箇所も出てしまうようだと、むくみから発展した病気の可能性があります。病気の可能性の疑いある方はこちらをご確認ください。
→むくみと病気の大きな関係性