特に最近の女性に多いのがむくみによる下半身太りです。運動をしているはずなのに太もも・ふくらはぎが細くならない、こういう場合はむくみである可能性がとても高いです。ダイエットをしても解消されないとなると、どうしようもない、と感じてしまいますよね。まずはむくみの原因と、その特徴について詳しく知っておくことが大事です。これからむくみ解消に向けてダイエットに取り組む予定であれば、なおさらです。むくみ関する正しい知識を身につけて、効率よくダイエットを進めていきましょう。
むくみの正体は水分
むくみの正体はすばり、「水分」です。水分は体の6〜7割を占めるものと言われていますが、それは、必要な分の水分ですね。むくみの原因となっている水分は体に必要のない水分です。つまり、むくみに悩まされている方は、必要以上に水分が体に溜まっていることになります。
特に水分が溜まりやすい(=むくみが出やすい)部位は「顔」と「ふくらはぎ」です。朝起きると顔がパンパンに腫れている、という方よくいると思います。これが最も代表的なむくみでしょう。また、朝は平気だけど、夕方になってくるとふくらはぎが張って重くだるく感じる、これもむくみの一種です。
いずれもその日のうちに解消されちゃったりするもなので、そこまで深刻に悩んでいない人が多いですが、余分な水分が日々蓄積され、サイズが大きくなると考えると、今のうちに対処していきたいものです。また、むくみは病気と関係性も深いので、注意したいものです。
こんな人はむくむ可能性が高い
むくみは体質によってできやすいというより、生活習慣に影響を受け出やすい、というかモロに出ることになります。なので、生活習慣が乱れているほどむくみが出やすいことになります。
食生活の乱れは最も指摘されている原因の一つです。食生活の乱れで特に多いのは、野菜の摂取量が減るということですが、野菜の摂取量が減るとビタミンやミネラルの摂取量が激減してしまいます。特にカリウムやカルシウムといったミネラルは体がむくまないためにすごく重要な働きをするので、食生活の中で欠かさないようにしておきたいものです。
運動不足が続いている、という方もむくみやすい傾向にあります。むくみにくい人は、代謝がスムーズで水分が溜まってしまってしまう前に外に排出することができます。では、代謝が高い人とはどういう人かというと、普段から運動をされる方になるんですね。普段、運動を全くされないと代謝が低下し、余分な水分が溜まり、むくみが出てしまいます。さらに、年齢を重ねることでも代謝は低下するので、20代の頃は大丈夫だったのに30代に突入してから突然むくみやすくなった、なんて事例も多いです。
全般的に言えるのは、むくみは男性よりも「女性」に出やすいということです。これも代謝と大きな関係にあります。一般的に女性は男性よりも代謝が低いため、水分の排出がスムーズに行われにくいので、むくみが出やすくなってしまうのです。また、むくみは生理前に出やすくなるなど、女性だけがもつ原因もあります。事実、むくみに悩まされている20代〜40代、50代の女性はすごく多いです。